ヨガとの出会い(タイ編)
タイに到着し、しばらくタイの首都バンコクに滞在し、ゲエちゃんの親戚の家に遊びに行きました。場所の名前は忘れてしまいましたが(ごめんなさい、今度聞いておきます)バンコクから夜行バスで10時間程でした。
そこは田舎で親戚の家は木で出来ており、壁は無く、床が高く、地面から離れていました。きっと虫が家に入ってこないようにでしょう。簡素に出来ていましたが、中は広く、清潔に暮らしていました。家の中から見える景色は米畑が広がっており、何もさえぎるものも無く、壮大でした。また気候も良く、過ごしやすい時期でした。
サダトと2人、しばらくお世話になります。田舎でしたので、英語を話す人は誰も居らず、もちろん私もサダトもタイ語は話せません。もうとっても困りました!私は言葉でのコミュニケーションをとても必要とする人間でしたので、なにも通じない、何を言っているのかも分からない!と言う状況に困惑してしまい、兄の前で泣いてしまいました。
兄は寝転びながら、鼻でもほじくる勢いで、
[のんびりやればいいんじゃないの~]
っていたって気楽。
その状況に腹が立ちました。
しょうがないので、気を取り直して、外に出ました。自然いっぱいの、空気も美味しく空も大地も広く、思いっきり伸びをしました。それはそれは最高の気分になりました。
しかし、下を見てみると、スナック菓子の袋やプラスチックのゴミがたくさん捨ててありました。
あらー!ゴミはゴミ箱に捨てなんだ!プラスチックは土に帰らないから、そのまま捨ててはダメだよ~!
と思いサダトに言いました。
サダトはまだ寝っ転びながら、
[良いんだよ~、それがこの人たちの常識だから~]
と言い、また寝ました。
私もなんだか納得して、その場はやり過ごしました。
そこでは、洗濯は外に出て、タライの中で足で踏んで洗います。それは気持ち良く、楽しく洗えます。太陽の下で、まるで水遊びをしながら、洋服を洗濯できるなんて、素晴らしい!
それは私にとって楽しい仕事でした。
ある日、今日は米の田植の為に牛糞を土に混ぜる作業があるからやらなかと誘われました。私は面白そう!と是非やりたいと言いました。
実際には言葉は分からなので、ジェスチャーで会話します。
人間って案外、言葉を必要としないな 、あのおばちゃんもきっと晩御飯の話か、家族の話をしているに違いない。と思いつつ日本と対して変わらないと思いました。
さて、さっそく米畑の土作り!
裸足になって、近所からもらった牛さんの糞を踏んで土と混ぜてゆきます。
それがとっても楽しい!
タイの家族と笑いながらどんどん踏んで、
夢中でやりました。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!